こんにちは、ユウスケ(@toriaezutabi)です!
コアラも普通に道端にいて、のんびりしたイメージのあるオーストラリア。
実は世界一最低賃金が高い国と言われています。
それもそのはず、
1時間あたりなんと$23.23(約2,250円)も貰えるんです。
ただ実際にはワーホリや留学している方でそれにありつけるのは結構レアです。
ぼくは在豪歴10年ですが、昔は最低賃金を下回る時給で働いたこともあります。
そこでオーストラリアの最低賃金とそのリアルな実情についてまとめましたので、ご参考になれば幸いです。
【2023年】オーストラリアの最低賃金は2,250円だけど、実際には厳しい【ワーホリ・留学】
それぞれ2023年最新の最低賃金ですが、オーストラリアは日本と比べると約2.2倍の差があります。
「オーストラリアは物価が高いから給料も高い」
という説も間違ってはいないと思いますが、
日本とオーストラリアの物価は最低賃金の差ほどは離れていないです。
牛乳は2Lで500円、
お米も10kgで3,500円ほど
なので日本とそこまで大差はありません。
家賃に関してはモダンなマンションの1LDKで13万円〜とたしかに高いです。
ただ最低賃金で週5日の勤務だとしても給料は月に約36万円なので比較的高い生活水準で暮らすことが可能です。
カジュアルのレート
ちなみにカジュアル(いわゆるアルバイト)には割増の最低賃金レートが設定されています。
その額は「時給2,800円」($29.04)です。
カジュアルには有給や病欠手当がないのでこのような割増となっています。
祝日は時給2倍になる
しかも、、
オーストラリアでは祝日に働くと最低賃金が2倍にまで跳ね上がります。
なのでカジュアルの方が祝日に8時間働いた場合の日給は、
(2,800円 x 2倍)x 8時間 = 44,800円となります。
これは大げさに言っているのではなく、ガチで貰える金額です。
ただし、「祝日時給2倍」が適用されるのはカジュアルの仕事だけです。
実際は最低賃金に届かないケースが多い
ワーホリや留学で来られる多くの方はアルバイトをすると思いますが、最低賃金で働けるということは結構ラッキーなことです。
最低賃金で働けるのって当たり前じゃないの?
と思われるかもしれませんが、
待遇の良いカジュアルのアルバイトなどはオーストラリア人の応募も殺到し、倍率がかなり高くなります。
英語力や現地での職歴もそういった人達と競うので、ついさっきオーストラリアに来たばかりの外国人にはなかなか厳しい環境です。
なので言語や職歴が不利になりローカルでの仕事はなかなか難しく、
しかたなく最低賃金以下で働かざるを得ないというケースが多いです。
ジャパレスなどでアルバイトする場合
ワーホリや留学などで来られる方は英語の勉強も兼ねてローカルのお店で働きたい人が多いと思います。
しかし現実は厳しく日本人スタッフの需要がある(Japanese Restaurant)略して「ジャパレス」などで働くことが多いです。
ジャパレスで働くこと自体は全くなんの問題もないのですが、問題なのは
「最低賃金以下で違法労働させるお店が比較的多い」
ということです。
基本的には時給10ドル〜18ドル前後が多いです。
もちろんジャパレスでもきちんとした所はあります。
僕もジャパレスで働いたことがありますが、時給は16ドルくらいでした。
それでもまかないで日本食が食べれたのは当時の僕にとっては大きかったです。
最低賃金を払うとやっていけないのか、オーナーの私腹を肥やしているのか、
真相はわかりませんが、最低賃金以下で雇っているお店が多いのは事実です。
僕がゲットした最初のローカル職は皿洗いという誰もやりたくないようなポジションでしたが、最低賃金は確保できてました。
ジャパレスでもオーストラリア人を雇っているお店は最低賃金を確保している可能性が高いです。
理由はオーストラリア人に違法労働させると、反発がすごいからです笑
なのでアルバイト先を探すときにはそういった点にも注目すると良いかもしれません。
割引クーポンあり。オーストラリアの食事のお供にどうぞ!
僕のオーストラリアでのアルバイト歴
オーストラリアでのアルバイト歴はこんな感じです。
皿洗い
まずは皿洗いですが、最低賃金確保、英語力もあまり必要なしでした。(軽い日常会話ができればスムーズ)
皿洗いは意外と慣れると楽しいです。
レストランで使われたお皿やシェフが使った鍋、まな板などを大きな食洗機にぶち込むお仕事です。
靴下はビショビショになりがちなので皿洗いをする人は防水の靴を履くのがおすすめです。
ジャパレス2軒
次にジャパレスを2軒やりました。
賃金に関しては残念でしたが、日本食が食べれたし日本人のスタッフとワイワイ働けたので楽しさ度合いでいうと一番でした。
英語の勉強になるかどうか、という点では微妙です。
お客さんにオージーの方がいるので注文などは英語ですが、毎回同じような英語だし、スタッフの方は全員日本人なので英語上達の効率は悪いです。
スタジアム
次のアルバイトはラグビーや日本代表のサッカーの試合でも使われたスタジアムにあるレストランでした。
ここも最低賃金確保でしたが、労働環境が微妙でした。
シフトをかなり入れてくれたので稼げたけど、
スタジアムなのでお客さんがいない暇なサボれる時間がなく、
(当たり前ですが)常にフル稼働で率直にしんどかったのであまりおすすめの場所ではないです。
5つ星ホテル
最後は5つ星ホテルでのウェイターです。
待遇に関してはここが一番良かったです。
ホテルの従業員割引も使わせてくれて一泊泊まりに行ったこともあります。
英語力は日常会話でほぼ聞き返すことなく話せるくらい。
面接ではニコニコ愛想よくしていれば問題なしだと思います。
ちなみにですが、ワーホリで来た僕の友人はホテルに入っているカフェのバリスタでバイトしていました。(ここも時給は良かったそうです)
彼女いわく、英語は微妙でもそつなくコーヒーを作るスキルを持っていれば案外雇ってもらえるそうです。
職種はやはりレストランが王道かもしれませんが、バーテンダーや留学・旅行関係の受付などもスキルやタイミングが合えばいける可能性は高いです!
オーストラリアで貯めたお金を一番おトクに日本円に戻す方法
最低賃金以下とは言ってもオーストラリアではお金が貯まりやすいです。
その貯めた豪ドルを日本円へ両替する方法は銀行や両替所など色々とありますが
2023年現在、一番おトクでおすすめなのは
「Wise(ワイズ)」というサービスです。
両替する額 | Wise 受け取れる額 | ペイパル 受け取れる額 |
---|---|---|
2,000ドル | 18万1,600円 | 17万2,800円 |
5,000ドル | 45万4,000円 | 43万2,000円 |
僕もよく海外送金をするのですが、ほんとにWise一択です。
これはペイパルを利用したときの差額なのでまだマシ(それでも2万円も違ってきます)ですが、
空港や市内にある両替所を使うともっと受け取れる額が減ります。
せっかく貯めたお金を無駄に取られるのは絶対にイヤです。
ワーホリや留学で来られる予定の方は絶対にこのワイズに登録しておきましょう。
よく渡航前に銀行で両替しておきましょう。
と言われると思いますが、違います。
ワイズを使って、オンラインで完結できますし、こっちの方が断然お得です。
これは反対に10万円を日本からオーストラリアの口座に入金する際の手数料比較です。
ワイズの受け取り金額が1,062ドルと一番高く、
最高で60ドル(5,500円)ほど10万円を送金するだけで節約できます。
日本から持ってくる現金は必要最低限に抑えておいて、オーストラリアにきてからすぐに銀行口座を作り、そこに日本の銀行からワイズを使って送金する。
というのが一番おすすめだし、おトクです。
Wiseの詳しい使い方や手数料比較などは以下の記事でレビューしています。
1ヶ月生活するには9万7千円ほど
最低賃金以下とはいえオーストラリアの物価は日本と比べてもそこまで高いというわけではなく、
時給18ドル前後でも勤務時間が確保できれば普通に生活できます。
1ヶ月の生活費の目安はシェアハウスに住む場合、
食費、携帯代など全部入れても9万円〜10万円あれば生活できます。
以下の記事では1ヶ月の生活費を詳しくご紹介していますのでご興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。
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