いきなりですが、オーストラリアには3つの雇用形態があります。
- カジュアル(Casual)
- パートタイム(Part-time)
- フルタイム(Full-time)
この記事ではそれぞれの最低賃金や待遇などをまとめてあるので、これからオーストラリアで職探しをする方の参考になれば幸いです。
【オーストラリア】カジュアル・パートタイム・フルタイムの待遇の違いを解説
カジュアル | パートタイム | フルタイム | |
---|---|---|---|
最低賃金 | 24.36ドル | 19.49ドル | 19.49ドル |
有給・病欠 | なし | あり | あり |
就労時間の保証 | なし | 38時間以下 | 38時間以上 |
基本的な違いはこのようになっています。
カジュアル → 日本のアルバイト
パート / フルタイム → 日本と同じ
意味としてはこのような解釈で問題なしです。
カジュアルについて
カジュアルはパート/フルタイムの最低賃金の25%増しが設定されています。
そのかわり、福利厚生や有給・病欠手当がない場合がほとんどで、即解雇もあったりします。
カジュアルで特に恩恵を受けるのは祝日に働ける人です。
オーストラリアでカジュアルとして祝日に働くと時給が2倍になります。
なので祝日に8時間働くと、
($24.36 x 2)x 8時間 = 389ドル(約3万5000円)も1日で貰えます。
例えばワーホリの方が最低賃金で週40時間働くと、収入は週974ドル(約9万円)
月収にすると3,900ドル(約36万円)
年収にすると46,000ドル(約430万円)になりその場合の税金は
「$3,572 + $37,000を超えた額に対して32.5%」なので、約$6,500が税金となります。
これは単純な計算なので、あくまで額面に対する税金の目安ですが働きまくる予定の方は雇い主と税金に関して相談するのがおすすめです。
カジュアルの良い点は以下の通りです。
- 時給が高く、働けば働くほど収入が上がる
- 気に入らなければすぐ転職できる
パートタイムについて
パートタイムの最低賃金は19.49ドルとカジュアルよりも低いかわりに有給・病欠が使えます。
ただし、週の勤務時間が38時間以内までとなっているので場合によってカジュアルよりも収入が少ないということも多々あります。
パートタイムを選ぶ方はなにかしらの理由で不規則でしか働けなかったり、なんの保障もないカジュアルよりもしっかりとした手当を得たい方にとっては良い雇用形態です。
僕の友人の話ですが、
彼女は出産のためフルタイム勤務していた会社から育休を2年間とり、その後は子供との時間を増やしつつも、安定収入や福利厚生もあるパートタイムに変更していました。
ここらへんの融通が効く感じはさすがオーストラリアといった感じです。
パートタイムの良い点としては以下の通りです。
- 有給・病欠手当がある
- フレキシブルに働ける
- 即解雇がない
フルタイムについて
フルタイムも一応最低賃金が設定されていますが、基本は年収ベースです。
有給・病欠もあり、週38時間以上の労働が確保されています。
またフルタイムのシフト制の職種で祝日や土日に働かなくてはいけない場合、カジュアルのように給料が2倍になったりすることはありません。
フルタイムの良い点としては以下の通りです。
- 有給・病欠がある
- 毎月決まった給料なので将来の計画が立てやすい
- 即解雇がない
- 安定した収入があるので、社会的信用が上がり家や車など色々と契約しやすい
割引クーポンあり。オーストラリアの食事のお供にどうぞ!
まとめ
以上、オーストラリアでの3つの雇用形態についてご紹介させていただきました。
これからオーストラリアで働く予定の方の参考になれば幸いです。
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