こんにちは、オーストラリア歴も合計10年ほどになってきました、ユウスケです!
今回は「オーストラリアでの飲酒運転」についてご紹介しようと思います。
日本は言うまでもなく飲酒運転は違法で、「飲んだら飲むな」というような言葉もあります。
しかしオーストラリアはなぜか「飲酒したあとでも運転しても良い」という場合があります。
※以下QLD州での法律を元にしています。
オーストラリアでの飲酒運転
オーストラリアで飲酒運転は合法です。
ただし、「血中アルコール濃度が0.05以下であれば」という条件付きです。
これはだいたい1時間に缶ビール1杯なら飲んでもOKなくらいの量となっています。
なので3時間で缶ビール3杯を飲んでから車を運転する、というのも理論的には合法となっています。
人によってアルコールへの耐性が違う
とはいってもアルコールの耐性は個人によってばらつきがありますし、ビールの種類や空腹時の飲酒などによっても変わってきます。
例えば、1時間に2杯飲んでも血中アルコール濃度が0.05に満たない人もいれば
2時間に1杯のペースじゃないと0.05を超えてしまう人もいます。
そこでオーストラリアのアルコール類には「Standard Drinks」(スタンダードドリンクス)という方法が導入されています。
「このお酒を飲めばこれくらいのアルコール濃度になりますよ〜」ということがラベルに明記されています。
Standard Drinksとは
Standard Drinksとはこの画像のように大体の目安としてこれを飲んだら平均的には0.05以下だよ〜、とかそれ以上になるよ〜
という表示方法です。
Standard Drinksの数字が「1」のビールを飲めばアルコール濃度は大体0.05に収まるようになっています。
例えば画像左のビールは「アルコール濃度4.8%、285ml」なので全て飲んだら「1.1」になります。
つまり少しだけオーバーする可能性があるという意味です。
これも個人差があってスタンダードドリンクスの基準はオーストラリア人を目安として考えられているので日本人の場合だと実際にはアルコール濃度が大きく変化する可能性もあります。
この画像のようにオーストラリアで販売されているすべてのアルコール類にStandard Drinksは明記されており、
この缶ビールの場合は「1.4」と明記されているので全て飲み干すと基準値を超える計算となります。
また、こちらの豪政府推奨のサイトではお酒のStandard Drinksの数値を量、種類から詳しく調べれるようになっています。
ちなみにこのビールめちゃくちゃ美味しいです。
オーストラリアで飲酒運転で捕まったときの罰金と処罰
もし飲酒運転で捕まってしまった場合は日本同様、オーストラリアでは罰金と処罰が課せられます。
免許を取り立ての方や、タクシー運転手などのビジネス関係の方などで罰金は変わってきますが一般的なドライバーの場合は以下のようになります。(QLD州)
初犯の場合→罰金 約$1,500〜$3,000 + 9ヶ月〜12ヶ月の免停
再犯の場合→罰金 最高$6,000 + 最長2年間の免停
日本では懲役があったり最高100万円の罰金が課されるので、一見オーストラリアは緩いように見えますが、
公共交通機関が日本ほど発達していないオーストラリアでは車は生活する上でかなり重要で、この罰は現地の方にとってかなり痛手で不便なものとなります。
まとめ:合法でも飲んだら飲まないのが吉
オーストラリアでは少し飲酒しての運転も合法となっていますが、そのときの体調などでアルコール濃度が変化する可能性もあります。
なので基本はオーストラリアでも「飲んだら乗るな」で過ごすことをおすすめします。
以上、オーストラリアのお酒と車についてでした!
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